パナちゃんのかめかめBlog

ヘルマンリクガメのパナコ。とある研究室での一日。

Panako.

Eastern Helmann's tortoise

第二話「事件発生!」

こんにちは、パナコです!

 

今日は小説の第二話を書きました!

第二話は「事件発生!」です。

 

小説を書くのって意外と大変、、、

ちゃんと最後まで書けるかなあ。。。

 

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第二話「事件発生!」

 

 遡ること二時間前、マモ美は普段通り動物たちに餌をあげていた。このペットショップには五十種類以上の動物がいるため、餌は店員たちが分担してあげている。店長は異様なほどに几帳面で、動物たちの餌の管理は一グラム単位で徹底している。そのため餌やりにはものすごく時間がかかるのだ。その日はマモ美や店長を含めて四人で餌やりを分担していた。マモ美が担当する動物たちに餌をあげていると店長に呼ばれた。

 

「マモ美さん、それが終わったら顧客情報の入力をお願いしても良いかな?机の上にあるお客様の情報を、USBメモリの中に入力しといてもらいたいんだ。」

「わかりました。すぐにやります。」

マモ美は機械に疎かった。USBメモリというものはパッとは認識できなかったが、机の上にあるものを見てすぐにわかった。

「そのUSBメモリのなかには個人情報がたくさんあるから、絶対に無くさないようにね。不安なことがあったらゲンくんに聞いてみて。彼は多少パソコンに詳しいみたいだから。」

そう言って店長は餌やりに戻った。気乗りはしなかったがマモ美は残りの餌やりを手際よく終えると、すぐに作業に取り掛かった。

 

ゆつ太はだいたい想像がついた。個人情報の入ったUSBメモリ。これなら自分でも探し出せるかもしれない。ゆつ太の口角が少し上がった。マモ美は続けた。

「それでね、入力をしていたらゲンさんが私のところに来て言ったの。「USBのフタはどこ行ったネ。無イ?そしたら店長めっちゃ怒るヨ!」それで私気付いたの。USBのフタを無くしてしまったんだって。どうしよう。店長にばれたら私クビになっちゃう、、、」

「え?フタ?」

ゆつ太は思わず聞き返してしまった。

「そう、フタ。店長とっても几帳面な人だから、許してもらえないと思う。だから絶対に見つけなくちゃいけないの!ゆつ太さん。お願い、助けて!」

そう言ってマモ美の目からは涙がこぼれた。ゆつ太はいろいろと思うところがあった。フタを、探すのかと。がしかし、これはマモ美さんに良いところを見せる絶好の機会である!ゆつ太の表情は急に自信で満ち溢れた。まさに怖いもの無しである。ゆつ太は意気揚々と言った。

「このカメイ探偵ゆつ太に任せてください!」

 

第三話へ続く?